双極性障害について

今回は、わたしの双極性障害の症状などについて書こうと思います。あくまでもこれは一患者の体験談ですので、全員に当てはまるものではありません。それだけは先に伝えておきます。

 

双極性障害になったきっかけ

正直わたしの場合、明確なきっかけがありません。大学1回生の春、初めて精神科を受診したときはパニック障害と診断されました。パニック障害についてはまた別の記事で詳しく書きたいと思います。

約1年ほどその精神科に通っていたのですが、主治医の先生が異動になり、先生が変わりました。後任の先生がわたしには合わず、転院をしました。転院先の病院で双極性障害という診断をされました。思い返せば双極性障害の症状に当てはまることがいくつかあったのですが、いつ発症したのか、何が原因かはわたしにはわかりません。高校3年生の受験期にストレスやプレッシャーから体調を崩していたので、もしかしたらそれがきっかけなのかもしれません。

 

鬱期

わたしが鬱期にどのような状態になるかお伝えしようと思います。

まず、鬱期というからには心が沈む、落ち込む。一日中涙が止まらないなんて日もありました。自分の嫌なところ、病気の嫌なところなんかが脳内を支配して消えたくなります。

それから、そんな気分の落ち込みを解消する救世主、自傷行為。救世主なんて言いましたがそんなの大嘘。気持ちが軽くなったように感じるのは一瞬だけ。後から罪悪感の大津波です。わたしの自傷行為はカッターで腕を傷つけるというもの。回数を重ねるごとに傷の深さが増しています。これで死ねないことはわかっていても「もっと深く切れば…」なんてことを思ってしまうんです。これはもしかしたら自殺企図に分類されるのかなぁ。

アームカット以外の自殺企図もしました。薬を大量に飲むオーバードーズ、電気コードやタオルで首を絞める行為などなど。今ブログを書いていることからもおわかりなように、全て自殺未遂に終わっています。

そして、めちゃめちゃ困るのが朝が弱くなること。鬱がひどい時は午前中になんて活動できません。もはや一日のほとんどがベッドなんてこともあります。なぜか起き上がれない。ベッドから出られない。大学に通うのが本当にしんどいです。

他にも困ることがあって、それは普通のことができなくなることです。今までやっていた家事、何の問題もなく入っていたお風呂、友達とご飯に行くこと。そんな普通のことがめちゃくちゃ難しくなります。「なんで自分はこんな普通のことができないんだろう」そんなことを考え始めたらどんどんどんどん落ちていく。わたしは「普通になりたい」って思いが特に強い人間だから、とっても辛いです。

最後に、脳がバグってしまうこと、これも辛いです。ちょっと言い方が悪かったかもしれませんが、わたしからしたらこういう感覚なんです。本を読んでも内容が全然入ってこない、勉強してても何をしているのかさっぱりわからない。究極は、何回も行っているはずのバイト先への道がわからなくなりました。わたしの脳みそどうなっちゃったんだ状態。鬱は脳の病気。それを実感した瞬間でした。

 

躁期

わたしは鬱の方がひどくて、躁はなんかちょっと元気だぞ、くらいです。よく言われる、イライラしやすくなって人間関係が壊れてしまうとか、お金を借金するほど使ってしまうとかそういった症状はわたしにはありません。

わたしの症状としては、まず、睡眠時間が短くても動けること。主治医の先生いわく4~5時間くらいの睡眠時間で動けたら躁の状態らしいです。鬱の時は午前中になんて絶対動けないけど、躁になると朝から活動できます。

それから、よく喋るようになる。基本的にバイト先なんかでは自分から人に話しかけないのに躁の時は自分から絡みにいきます。

新しいことを始めたがるという症状もあります。新しいバイトに応募してみたり、資格を取ろうとしてみたり。このブログを始めたのもきっと今躁状態だからだと思います。やけに活動的になってしまうんですよね。躁期に始めたことに、鬱期に苦しめられるなんてことも多々あります。

 

治療

基本的にはお薬で治療をしています。一時期大学で受けられるカウンセリングに通っていましたが、新型コロナの影響で授業が全てオンラインになり、カウンセリングもお休みになると言われ、再開したら連絡をするとのことだったのですが、いまだに連絡は来ないまま。精神科に通って投薬治療を続けています。体調が良い時は薬の飲み忘れが多いので気をつけなければな、という感じです。

 

以上がわたしの双極性障害の概要になります。改めて自分の症状を文字に起こしてみて、双極性障害って厄介な病気だなと思います。早く振り回されずに生きていきたいものです。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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